うわー…年が明けちゃった…
年越し前に仕上げる予定だった「ひぐらし」がようやくプレイ終了となりました(遅)
というわけで、これより下は「ひぐらしのなく頃に・解」の感想です。
ネタバレを含みますので未プレイの方、確固たるキャラ像をお持ちの方は注意してください。
さて。
「解」にあたる第5話〜8話までが収録された今回の物語。
中盤に差し掛かった頃、ひぐらしの伝道者であり奇妙な師弟関係にあるK(って俺は亀田君か)にひとつの疑問を投げかけてみた。
「ひぐらし解は前原Kがいかに恥ずかしい男かを客観的に証明するために存在するのか?」
………返って来たのは爆笑だった。
まあ、当然だがな。
では、それぞれの話から感想いってみます。
ちなみに謎解きをする気はまったくありません(待て)
●「目明し編」
詩音視点で“北条悟史”が居た時代を絡めた、園崎家の内情編とでも言おうか。
まず、我らが前原圭一。
ようやく顔が出てきたと思ったら一方的なマシンガンレクチャーについていけなかった……
筆舌に尽くしがたい残虐シーンの他に、画面を埋め尽くす問題発言のオンパレードが、一般人にこの作品をお薦めしづらい一因にもなっているんだが(苦笑)
そんな愛すべき口先の魔術師、ド変態の彼。
本人視点の時は大して気にならなかったが、キーパーソンの悟史君が出てきた後だったから余計に粗暴で鈍感で荒っぽい部分が目立つな。
それにしても恥ずかしい男だ。無自覚なんだろうが。
そんな姿から垣間見せる表情に、ふと悟史を重ねる双子の姿は辛い。
それぞれが生きてきた時間が長すぎるのでもはやどっちをどっちと呼べばいいのか混乱。
いや、どっちがいいって言われても……駄々っ子と妄想狂………(ぉい)
しかしやられたね。照れるのは絶対“魅音”じゃないと思い込んでいた。いや、ある意味当たってはいるのか…
「魅音」の気遣い加減や「詩音」の要領の良さはこの辺りからきているんだろうか?
それぞれが「魅音」と「詩音」を生きる。
そう誓えるほど仲の良かった姉妹。
恋によって気付き、絶望し、妬み、壊れていく関係…
なんかもう、TIPSで持ち上げられたり落とされたりでいちいち泣きそうになる。
頭首としての体面に囚われつつも、本当にいい家族だったんだなと思う。
●「罪滅し編」
レナ・圭一の二方向視点。
じわりじわりと不信へと追い詰められていく状況が多角的に見えてくる話。
詩音やレナは男という生き物を分かっていて女性の持つしたたかさを巧みに利用できるタイプだな…
次第に赤へと染まっていくモノローグが怖い。
そしてどんなに錯乱していても冷静に凶行を練る様は怖すぎる。
いや…錯乱しているからこそ無慈悲に計画を遂行できるのか?
これで惨劇から解放された!と思ったら…ナンデスカアノTIPS……
●「皆殺し編」
オヤシロ様の巫女、梨花ちゃん視点はまったくもって異なる世界観だった。
梨花ちゃんはもはや精神が成熟しているというよりも老衰しているといった方が正しいのかな…
羽入の性格が今の彼女なのかと思ったが、そうではないらしい。
つーか「足音が余分に聞こえる」って………お前か――――――!!(ばんばん)
その一方で明かされる惨劇の背景に、ふとイシュヴァールの英雄を思い出した(爆)
他の世界を微かながら覚えていて、分岐点を回避しようと奮闘する仲間達。
M氏まで来た時には流石に出来すぎだろうと思っていたが、タイトルの不穏さからは想像もつかないような前向きな展開!
と思いきや。衝撃のラストシーン……
(黙祷)
すげえレナ!前話の錯乱状態にあってさえ、あんたの見る目は本物だよ!!
そしてMは本当に何処で何やってたんだ………
双方が手を伸ばしあわなければ届かない。
全員が想いを合わせなければ奇跡は起こせない。
そのことに気付かされたこの世界。
そして、再び挑む世界を迎える。
●「祭囃し編」
すべての惨劇が、この時の為に必要だったなら。
序盤の言葉運びから詩の内容と幼少期の思想が誰のものかようやく気付かされた。
何やら伏字だらけだったんですけど、華麗にスルーした方がいいですかそうですか。
宣戦布告ののちに突入したカケラあわせ。
様々な要素、様々な側面、過去、偶然を拾い集めるのは結構キツかった……
しかしようやく辿り着いたこの世界。
大人たちの背中がこんなにも頼もしく見えたのは始めてかも…
当たり前の事なのかもしれないが、やっぱり最終的には彼ら(大人)の力を借りねばならないんだよなあ。
つーか反則だよあんたたち(苦笑)
いや笑った笑った。大爆笑だった。
エヴァを超える画面大の明朝文字に涙が出るほど笑った。
Kの武勇に触発された(?)男どもの魂の叫びに乾杯!
約束の為、仲間の為に集ったメンバーの貫禄に脱帽!
いつもイの一番で犠牲になってるJがこんなに凄い男だとは思わなかった(ちょっと待て)
この話、一番報われ…じゃないな、救われたのは大石さんなんだろうか…
見つけにくい場所にずっと隠れていた赦しをやっと手にすることができた。
それぞれの世界の中で乗り越え、揺るぎ無い繋がりを得た仲間たち。
そして今までのカケラの中にあった疑心暗鬼と独り善がりを辿るように、対立側の苦悩。
“あったのは、誤解と勘違いとすれ違いと、…悲劇と喜劇。”
そして、その末に固く結ばれた絆が、この話の根幹だったんだろうか。
なんか都合よく話が進んでいるなあなどととつい思ってしまったが、最大の焦点が「誰も欠けずに大円団を迎えること」であればこそ、これでよかったのかも。
最後の世界に参戦を決意した彼女の技が一番予測不能で反則だったけれど。
でも彼女もこの世界の一員であることに変わりない、ということかな。
ところでこの面子で最強は誰だろうな。
まあ、誰だろうと敵には絶対回したくないが。
年越し前に仕上げる予定だった「ひぐらし」がようやくプレイ終了となりました(遅)
というわけで、これより下は「ひぐらしのなく頃に・解」の感想です。
ネタバレを含みますので未プレイの方、確固たるキャラ像をお持ちの方は注意してください。
さて。
「解」にあたる第5話〜8話までが収録された今回の物語。
中盤に差し掛かった頃、ひぐらしの伝道者であり奇妙な師弟関係にあるK(って俺は亀田君か)にひとつの疑問を投げかけてみた。
「ひぐらし解は前原Kがいかに恥ずかしい男かを客観的に証明するために存在するのか?」
………返って来たのは爆笑だった。
まあ、当然だがな。
では、それぞれの話から感想いってみます。
ちなみに謎解きをする気はまったくありません(待て)
●「目明し編」
詩音視点で“北条悟史”が居た時代を絡めた、園崎家の内情編とでも言おうか。
まず、我らが前原圭一。
ようやく顔が出てきたと思ったら一方的なマシンガンレクチャーについていけなかった……
筆舌に尽くしがたい残虐シーンの他に、画面を埋め尽くす問題発言のオンパレードが、一般人にこの作品をお薦めしづらい一因にもなっているんだが(苦笑)
そんな愛すべき口先の魔術師、ド変態の彼。
本人視点の時は大して気にならなかったが、キーパーソンの悟史君が出てきた後だったから余計に粗暴で鈍感で荒っぽい部分が目立つな。
それにしても恥ずかしい男だ。無自覚なんだろうが。
そんな姿から垣間見せる表情に、ふと悟史を重ねる双子の姿は辛い。
それぞれが生きてきた時間が長すぎるのでもはやどっちをどっちと呼べばいいのか混乱。
いや、どっちがいいって言われても……駄々っ子と妄想狂………(ぉい)
しかしやられたね。照れるのは絶対“魅音”じゃないと思い込んでいた。いや、ある意味当たってはいるのか…
「魅音」の気遣い加減や「詩音」の要領の良さはこの辺りからきているんだろうか?
それぞれが「魅音」と「詩音」を生きる。
そう誓えるほど仲の良かった姉妹。
恋によって気付き、絶望し、妬み、壊れていく関係…
なんかもう、TIPSで持ち上げられたり落とされたりでいちいち泣きそうになる。
頭首としての体面に囚われつつも、本当にいい家族だったんだなと思う。
●「罪滅し編」
レナ・圭一の二方向視点。
じわりじわりと不信へと追い詰められていく状況が多角的に見えてくる話。
詩音やレナは男という生き物を分かっていて女性の持つしたたかさを巧みに利用できるタイプだな…
次第に赤へと染まっていくモノローグが怖い。
そしてどんなに錯乱していても冷静に凶行を練る様は怖すぎる。
いや…錯乱しているからこそ無慈悲に計画を遂行できるのか?
これで惨劇から解放された!と思ったら…ナンデスカアノTIPS……
●「皆殺し編」
オヤシロ様の巫女、梨花ちゃん視点はまったくもって異なる世界観だった。
梨花ちゃんはもはや精神が成熟しているというよりも老衰しているといった方が正しいのかな…
羽入の性格が今の彼女なのかと思ったが、そうではないらしい。
つーか「足音が余分に聞こえる」って………お前か――――――!!(ばんばん)
その一方で明かされる惨劇の背景に、ふとイシュヴァールの英雄を思い出した(爆)
他の世界を微かながら覚えていて、分岐点を回避しようと奮闘する仲間達。
M氏まで来た時には流石に出来すぎだろうと思っていたが、タイトルの不穏さからは想像もつかないような前向きな展開!
と思いきや。衝撃のラストシーン……
(黙祷)
すげえレナ!前話の錯乱状態にあってさえ、あんたの見る目は本物だよ!!
そしてMは本当に何処で何やってたんだ………
双方が手を伸ばしあわなければ届かない。
全員が想いを合わせなければ奇跡は起こせない。
そのことに気付かされたこの世界。
そして、再び挑む世界を迎える。
●「祭囃し編」
すべての惨劇が、この時の為に必要だったなら。
序盤の言葉運びから詩の内容と幼少期の思想が誰のものかようやく気付かされた。
何やら伏字だらけだったんですけど、華麗にスルーした方がいいですかそうですか。
宣戦布告ののちに突入したカケラあわせ。
様々な要素、様々な側面、過去、偶然を拾い集めるのは結構キツかった……
しかしようやく辿り着いたこの世界。
大人たちの背中がこんなにも頼もしく見えたのは始めてかも…
当たり前の事なのかもしれないが、やっぱり最終的には彼ら(大人)の力を借りねばならないんだよなあ。
つーか反則だよあんたたち(苦笑)
いや笑った笑った。大爆笑だった。
エヴァを超える画面大の明朝文字に涙が出るほど笑った。
Kの武勇に触発された(?)男どもの魂の叫びに乾杯!
約束の為、仲間の為に集ったメンバーの貫禄に脱帽!
いつもイの一番で犠牲になってるJがこんなに凄い男だとは思わなかった(ちょっと待て)
この話、一番報われ…じゃないな、救われたのは大石さんなんだろうか…
見つけにくい場所にずっと隠れていた赦しをやっと手にすることができた。
それぞれの世界の中で乗り越え、揺るぎ無い繋がりを得た仲間たち。
そして今までのカケラの中にあった疑心暗鬼と独り善がりを辿るように、対立側の苦悩。
“あったのは、誤解と勘違いとすれ違いと、…悲劇と喜劇。”
そして、その末に固く結ばれた絆が、この話の根幹だったんだろうか。
なんか都合よく話が進んでいるなあなどととつい思ってしまったが、最大の焦点が「誰も欠けずに大円団を迎えること」であればこそ、これでよかったのかも。
最後の世界に参戦を決意した彼女の技が一番予測不能で反則だったけれど。
でも彼女もこの世界の一員であることに変わりない、ということかな。
ところでこの面子で最強は誰だろうな。
まあ、誰だろうと敵には絶対回したくないが。
コメント
お疲れ様でした(笑)
そして、オカエリナサイ(何)(笑)
丁度ひぐらしのCDを聞きながら拝見させてもらったので(例のYOUが入ってるアレです)余計にしんみりと回想しつつ。
凄いわ…君が遣り込むと此処まで綺麗に整頓できるんだな…(脅威)
総ての「ひぐらしが泣く頃」を経て、辿り着いた…というか、漸く見つけられた奇跡の一幕。
当方も笑い悶えながら(モニタ前で…)やっておりました(笑)
救いはあるけど何処か苦い。
そんな感じで(笑)クラウド氏にも漸く赦しが訪れたようで何よりですよーw
…最強は…
絶対色々オカシイ、赤坂だと思うのはあたしだけかしら(笑)
自分にとってのその始まりは、黒田Kで間違いありません(笑)
恐らく君に薦めて貰えなければ、他ブログさんのアニメ感想だけで世界が終わっていたかもしれない。それを思うとやはり総てをきちんと見聞きするのは違うなあと改めて思った。
ありがとう!!Thank You!!(爆)
上では書かなかったけど、お魎の婆っちゃや蒐の鬼姫様も変化というか、きちんとスポットが当たっていたのが良かったっす!!でもアノKを婿養子に考えるのはやめとけ…(汗)
「最後の世界」に来ても往生際が悪く、「ひょっとしたら誰か欠けてしまうかもしれない」とハラハラしていたチキンが此処に一人。“何かが起こってしまってから”ではなくて、“何かが起こる前兆が予測できているなら、全員の力が必要”ってあたりが自分自身の中で弱かったです;反省;;
ところでおいら、一番初めに「ひぐらし」に触れたのは、暇潰し編(しかも外海さん作画)だったんですが。
………あの後五年で何をどう潜り抜けたら、メンバーとの合流初弾から人外魔境の徹甲弾になれるんだろう………
ス、スイーt(沈黙)