最近では続けて見るアニメも殆ど無く、人様のブログを巡って満足しておりました。
が、しかし!友人に勧められるまで、家族の目を盗んでぽつぽつと見飛ばしていたこの作品。
非常に勿体無かった!!
最終回の熱も冷めやらぬうちに深夜に再放送ですよ!

というわけで、これより下の文章は「天元突破グレンラガン」第1話〜6話の感想です。

順番通りの視聴ではなかった為、中途半端な知識とあちこちから引っ張り出してきた情報、更に手の付けられない叫びが錯綜しております。
よって、話数とは関係なくネタバレや妄想が含まれていますので、お気をつけください。

第1話「お前のドリルで天を突け!」
再放送に乗じてビデオ撮り溜めするぞ!と決意したにも関わらず、しょっぱなの5分を逃した…ある意味重要シーンだったというのに…orz
しかぁし!この度ようやく!ようやくDVDレンタルに成功!
立て続けに貸し出し中だったけど誰!?(おい)

…とまあそんなすったもんだを乗り越え、ようやく1話の冒頭見ましたよ!
それだけに飽き足らず1話も繰り返し見ましたよ!!(お前、手持ちのビデオはどうした)

いやもうかっこいいね!萌えるね!!
冒頭の例あのヒトの正体が分かってて1話見ると、ブータが訳知り顔でシモンの懐に飛び込んでいるようにしか見えません。

そういやオーディオコメンタリーでブータの件が突っ込まれていて、あっさり認めていたのでびっくりした。
「ペットキャラだから」とか「携帯非常食だから」とか誤魔化すものだと(ひでえなおい)

さて、村の少女達に心無い陰口を叩かれる穴掘り少年・シモン。
しかも朝っぱらから聞くには結構えげつないネタですよ。
がっくり項垂れるシーンが効果音のせいかあまり深刻にならなくて良い。
そして初期の段階から弟分にはっぱかけている男。

「カミナじゃねえ、アニキって呼べ!!」

「俺、兄弟いないから」

な に そ の 華 麗 な ス ル ー っ ぷ り !
お 前 ツ ン デ レ だ っ た の か ! ? (待て)

てっきりシモンは物心ついた時から何の疑いも持たず「アニキ!」って後ろひっついて歩いてたんだと思ってた。
思い込みって恐ろしい。
そして懲りずに説得を試みるカミナ。イイ男だ(笑)

そんなツンデレシモン君ですが、天井ぶち破って顔面が落ちてきた直後から「アニキ」呼びに変わり、カミナが放り投げた鞘(死亡フラグかよ!?とつっこんだ)を胸に抱えてその背中を見守る姿はそう、まるで

貞淑な武士の妻でした(えー)

普段は3歩引いて夫の影を踏まないのに、いざとなったら1歩すら引かずにアニキに意見出来る彼が好き(笑)
なんか、ジーハの3バカに「アニキ」って呼ばせてるうちは、シモンにとってこの呼び名は特別なものじゃなかったのかな、なんて妄想しきりですよ(アホ)
でもすんなりとアニキ呼びを始めたところを見ると、逆に「本当に今までアニキと呼んだ事が一度も無かったのか?」という妙な勘繰りも抱いてしまう。
普段は「カミナ」なのに、ほだされてうっかりアニキって呼んじゃってからかわれてたりしたらどうしよう!!

誰かこの愉快な頭を止めてください。
それだけが私の望みd(ry

そんな二人の前に颯爽と現れる地上からの美女・ヨーコ。
結局隣村の穴倉女かよ!で済まされてしまったけど(ひでえ…)いいなあ、彼女見た時の二人の反応。

で、すったもんだの末にこのトリオで「でかい面」に到着。
お前が乗れ!弟分のモン横取りするつもりはねえ!と言い切るカミナに二人が(それぞれ違う意味で?)「ええええ」って顔するのが面白い。
更に尻込みする弟分を前にこの発言。
「自分を信じるな!俺を信じろ、お前を信じる俺を信じろ!」

ヨーコには「なにそれ」だったこの発言が、シモンにとっては起爆剤。
しかしラガンは小型なせいかよく転がっていきますな(苦笑)

敵を貫き天井も潜り抜け、目指せ地上!目指せ冒険!
シモンもあんなに不安げだったのにすっかり燃えてます。

飛び出した地上の光、そして自己紹介。
ブータも美味しいけどシモンもイイポジションだと思ったよ。
例え事故でも胸揉んだら普通は殴られます。

第2話「俺が乗るって言ってんだ!!」

以下、シモン声で読んで下さい(え)

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アニキ…オレ…分かったよ。

アニキは只カッコイイだけの男じゃない。


へたれカッコイイんだ!!!!

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以上、グレンラガン2話感想(待て)ごめんねカミナ。

とりあえず、
最強のオカマメカニック・リーロン初登場。
アニキの理屈は天元突破!
キレたシモンも凄すぎる。

なかなか思い通りにガンメンを動かす事の出来ないシモンを励ます(?)アニキ。
このヒト欲しい言葉を的確に突いてくるな。…まさか本能のままに喋ってる訳じゃないよな?

昔の人間の話も交えつつ、問題児達の心温まる(?)団欒。
ロンさんのすんごい指の動きに抜刀するほどビビりながら「シモンに手ぇ出すんじゃねえぞ!」と釘を刺す兄貴分。やっぱあんたはナイスだ。

夜が来れば二人で寄り添って熟睡。
朝が来れば揃って飛び起きて大騒ぎ。
あんたたち………!!(ぐっ)

アニキはコーヒー知らないんだね。泥水なんだね。
そっか、地下じゃコーヒー豆なんて普及してないか…

獣人の襲撃の中またもや尻込みしていたシモンは、村の地震の原因が何か、両親が何故死んだかに気付く。
怒りに燃え飛び出そうとするシモンを諭すカミナ。…のはずが、会話が進むにつれ今度は自分がヒートアップ。
「COOL(KOOLでも可)な頭脳は何処にあるのおおぉおお!!?」
という絶叫と共に突っ込んでいくラガン…
どちらかが冷静になったと思う間もなく今度はもう一方が燃えてきやがる。
まさに峠コンビ。(意味不明)

前回も思ったけどガンメン、特にラガンの動きはもろに乗り手の心情を反映していてコミカル。
走る、転がる、すっ飛ぶとまあ派手なこと(爆笑)

カミナは何とか敵ガンメンに取り付いたまでは良かったが、短銃の扱いもコクピットの開け方もさっぱり分からずピーンチ!

「アニキに手は出させない!!」ってあれ、この子こんな台詞吐く子だっけ?
強制的に引きずり出された獣人さんが哀れです。合掌。(死んでねえよ)

カミナが一人きりになった時の感情の推移というか、恐怖を気合で押し切ろうとする無茶苦茶さなんかがせめぎあっている様(?)はすごいな。
誰にも後ろ向きな態度を見せたくない、っていうのがこの辺りに出ているのかもしれない…そんな気がするんだが。

戦闘終了後の穏やかな流れの中、突如明かされる事実。
早い。早すぎる!!
隠そうともせず号泣するカミナは本当に真っ直ぐだ。
初めて見た時は話の展開より寧ろそっちにびっくりしたよ……

相変わらず始まりから終わりまで笑いありシリアスありの忙しい番組だと思う。
前述したけれど、アニキってカリスマ!ナイスガイ!っていうよりも、なんというか、ヘタレカッコイイ?タイプなんだよなあ。
完全無欠ではなく、人間味があるというのか何というか…
勿論信念があっての行動なんだろうけど。

第3話「顔が二つたぁナマイキな!!」

この回は、あれはもう、伝説ですよ!!(笑)

本放送で見ていた筈なのに、内容のヤバさも忘れて親と共にビデオ視聴しました!!!

………次からは絶対一人で見ようと心に誓いました………(戦慄)

だって!おかんも一緒に観てるのにヨーコが目を輝かせながら「合体ッ!!?」と叫んでてどうしようかと(馬鹿)
しかもCM見ていたら「兄弟合体……」と呟く母上。
いや本当にごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなs(ry

シモンにカミナの心情について訊ねるヨーコさん。
一番近くで良く見ている筈の人間なら何かわかるかもしれないと思ったのだろうけれど、シモン自身上手く説明出来ないらしい。
なんか口調のたどたどしさ、もどかしさがたまらない。

翌朝、ヨーコのアプローチをあっさりかわして弟分を連れて行く、KY(空気読めない)男、カミナ。
シモンですら微妙な空気を感じていたというのに…
いや、お前はそれでいい。寧ろそれでこそアニキだ。
水汲みしながら二人の様子を気にするシモン可愛い。

そしてこの回、人間掃討軍極東方面部隊長・ヴィラル初登場。
カミナとの緊迫感漂う一騎打ちに惚れ惚れ。初めて見た時は戦闘の流れまでちゃんとチェックする余裕が(自分に)なかったからなあ。
初めて観た時はまさか彼がレギュラーになるとは思っていなかった。ごめんなさい。
だがしかしアニキの危機に突撃してきたシモンの声で緊迫感は一瞬でぶっ飛ぶ。沼辺にひっくり返ったラガンの表情に笑った。
強敵を前に撤退を選ぶシモン。
理由を問いただしたアニキは「死」に怯える彼を責めるでもなく、明日に備えて寝ておけと言い残すわけで。

シモンを信じるのは自分を信じるのと同じ事、それが「相棒」なんだと、さらっと言えちゃうカミナ。
気負う訳でもなく、飾り立てる訳でもなく、本当にそう思っているから口に出来る。
そんな二人の信頼関係はすごいな。

仲間と決めた奴は守り抜く、絶対不利が分かっていてもアニキ節は健在。
そんなカミナの姿に、ヨーコの言葉に奮い立たされるシモンも遂に前線へ!

ではメインイベントに参りましょうか。
「シモン、あれやるぞ!!」
「アレ?」
「合 体 だ ァ ア ッ ! !」

否応なしに高まる場のテンションは

奴 の 無 茶 苦 茶 に よ っ て 総 て ぶ っ と ん だ 

「凄い…!アニキの言ったとおりだ…!」

…………は、……ああ、いや、あの、えーと、

合体ってこれでいいんでしたっけ?

なんでこれで接続可能なのかとツッコミしきりですが、とりあえずOKのようです。
しかも敵の兜まで勝手にカスタマイズしてますよ、こいつら
いいんですか、よくないですよね?

圧倒的な戦闘力をひっくり返し、更に深追いしようとするカミナを「明日、勝つ為に」と止めるシモン。
「お前のそういう所が、俺を救ってくれるんだ」
いいねいいね!美味しいね!!←お前他に思う事は無いのか
それを面と向かって言い直さないアニキ萌え。

そして、旅立ちの時。
オヤジのマント翻すアニキの後ろでいそいそと布切れを腕に巻くシモンが可愛い(苦笑)
問題児達は問題発言を更に拡大してゆく。これ、本当にいいの?(爆)

グレンラガン第4話「肉が厚けりゃ美味いのか!?」

サブタイトル:ブータ貞操もとい定食の危機!?(なんだそりゃ)

「お腹がすいて力が出ない…」

「ほうら、僕の尻だよ」

それ!いけ!ブータンマーン!!

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すいません。悪ふざけが過ぎました。

この回の作画について色々言われておりますが敢えて、そう敢えて、スルーの方向で!
目を閉じればそこは妄想の世界!!(何)

「男の合体は熱く萌えたぎるように!!」とシモンに迫るアニキの壊れっぷりはすごかった…いや、凄くない回なんてなかったけど。

暴れ回る二人の前にもさもさに乗ったハボック少尉…もとい、黒の兄弟・忌憚兄ちゃん登場。
黒の兄弟って煙突掃除腐のアレですか?(待て)
初登場時の格好がフシギ団(分かる人いるのか?)で「ヴィラル何やってるの?」と思ったら違った。
どっちかケダモノでSHOW!の後に仲良く腹ペコになって雲の争奪戦しているあたり、属性はカミナに近いのかなー…(苦笑)
というか普通は食料調達って女性の仕事じゃないんじゃあ……うーん。

イッツランチターイム♪
兄貴分を差し置いて一番でかい皿で毛玉を頂くシモン。
しかも嫌がってないし!!
え、ひょっとして毒見!?(………)

VS毛玉。そしてアニキの獅子の子落とし(?)。
それどころじゃねえよホント。見得にこだわって死んだらどないすんねん!
戦闘時のヨーコとキタンのツーマンセル(って言っていいのか?アレは)は結構息ぴったり。
彼もまた、自称美人三姉妹(いや、美人だけど)を想うよき兄ちゃんでした。

そして、ブータ!!
男泣きで己の尻をスライス!!
ドリルを通して栄養補給!って便利だね…

特訓同様シモンカモーンに逃げ回るラストシーンで苦笑。
アニキだってちゃんと話せばわかってくれるさ。
肉を諦めてくれるかどうかは怪しいけどな…(爽笑)

第5話「俺にはさっぱりわからねえ!」

舞台は再び地下。
穴倉生活の裏事情。

地味に伏線っぽいの張られてるような。
ズバリ、6話の欲望に忠実な工ロカミナとか(え)
ヨーコはヨーコでシモンを結構構ってるし…
初登場時はロシウも真摯に村の掟を信じる普通の少年だったのか。この時は!
村の雰囲気が既に暗い。
いけすかない村の主に真っ向から喧嘩売るカミナ。これもうデフォルト?(苦笑)

ロシウ「様」ってことは、村の中では司祭を補佐する結構いいポジションの人間という位置づけなんだろうか。

アダイ村の人数が50を越える。
そこに住む大人達はその意味を分かっているから、何とか儀式を先送りに出来ないかと持ちかけるんだよな…
あぶれた村人を外へと送り出さねばならない、甘えも同情も許されない現実。
そんな限られた、信仰で成り立ってきた箱庭の世界を、意図せず混乱に陥れてしまったグレン団一行。

神と崇めたガンメン同士の戦闘勃発。
毎度毎度思うけど、合体シーン(…)はハラハラしたり悶えたり燃えたりと忙しいな。
ラガンはいつも蹴落とされたり放り投げられたりしながらグレンの頭上に到達しなきゃならないし。
なんかもう、シモンが全力振り絞ってる様子がたまらなく好き。
アニキはアニキで頭上からドリルぶっ刺さっても一向に動じないし(笑…い事じゃない)

信頼していた人間が村を存続させる為に取らざるを得なかった非常な選択を知り、旅立つ決意を固めた真っ直すぎるロシウ。

ロシウとの会話で最後に歯を見せて笑った司祭様、あれが本来の彼のお茶目な部分なんだろうか。

第6話「お前ら全員湯あたりしやがれ!」
解放版「見てぇものは見てぇんだ!!」

解放版の誘惑に負け、またもやDVDレンタル。

返却まで時間がなかったので、とりあえず6話2つを視聴するのみに留まり、違いを愉しんでみた。

まずこれだけは言っておきたい。

どんなにかっこいい台詞でも、シリアスなBGMが流れていても、

股  間  に  ブ  ー  タ  で  総  て  が  台  無   し (撃沈)

温泉に異様なテンションを見せていた鬼リーダーの野望は凄まじかった。

湯に浸かりながら(殆ど湯の外に晒してたけど)語る二人。
月に行こう、か…うう…先の顛末を知ってしまっているだけに切ねえ…
湖面の月を指差すシモンと空の月を指差すカミナが対照的で好き。

ロシウは旅に出るなりこんな扱いだったのか…気の毒に。
危機感と気合はあるようだが、幾らなんでも天井からドリルと股間にブータ男(もういい)が降って来たら嫌だろうよ…(涙)

ところでアニキはブータ、シモンはドリルってひょっとして大きs(自主規制)

解放版のストーリー展開は戦闘も危機感も平和な食卓もなにもかも無視して大暴走。
一貫して「漢はすべからく変態だ!!!!(byK)」を地で行くようなカミナと、ヨーコの話に覗き穴をそっと塞ぐシモン。
可愛いこいつらグレン兄弟万歳三唱大喝采(?)
いやー……それにしてもすごいね。
無理を通して道理を蹴っ飛ばし、見事規制に引っ掛かった幻の解放版(笑)

コレ深夜の再放送ではやってもらえないかなと思ったけど、ダメ?(撲殺)

放送版の方は日曜朝には刺激の強いシーンをかなり削ったせいか、ヨーコとカミナが啖呵切る場面がちょっと説得力と繋ぎに欠けていた気がした(苦笑)

でも、ここで過去を振り返る兄弟もいいかも。
その両眼に映るのは、向かうべき地と前をゆく人の背中。
これって深いなあ。

今回はここまで。

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